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2009年8月31日月曜日

一仕事を終えて(前フリ)




大きな仕事が一段落。
この週末で放っておいた家事を整理しましたが、いやはやひどい有様。
とりあえず象徴的な冷蔵庫の中身をご紹介。
冷凍庫には氷のみ、冷蔵庫にはちっとも減らない「電気ブラン」一本。

…どんな酒飲みやねん。
(ちなみに僕は全くの下戸ですよ)

このお休みのおかげで今はもう少しだけまともになりました。
さて、気を切り替えて日々の仕事に戻りつつ、今回の貴重な経験を
まとめる作業に入ります。

2009年8月16日日曜日

2009/8/15 ニ思フコト

2009年のお盆、8月15日は天気も良く、連日の蒸し暑さから開放された、からっと気持ちの良い一日でした。季節にもう秋が感じられる、というのは流石に先走りすぎかな。またしばらくしたらこの夏特有のあの蒸し暑い日々が戻ってくるのかも。今年の夏は「蒸暑」というのは近所の床屋のおいちゃんの弁ですが、言い得て妙だなあ。あまり嬉しくも無いけれど。

さてお盆も後半戦。安くなった高速道路はUターンラッシュで大混雑、これも子供の頃から記憶に染み付いた風物詩ですね。20数年前と違うのはおばあちゃんの家でみんなで涼んでいるのではなく、東京の片隅で黙々とアニメ映画を作っていること。(あまり健康的ではないよね。今年限りにして欲しいもんだわ。)


8/15というのは不思議なもので、どうしても何かを振り返らせる力を持った一日のようだ。お盆と終戦の日が重なっているから、というのが現代人的には分かりやすい説明になるのだろうか。お盆と言ったって地域によっては時期も違うらしいし、戦争と言うと人によって捉え方が違うだろうから、これはもしかしたら僕固有の感覚なのかもしれない。(どうなんでしょう?)

帰り往く魂、越し方の道、どうしてもそういったものを思い浮かべてしまう。かといって体全部そちらを向いているわけでもなく、ましてそちらに向かって行こうというのでもない。体は確かに前を向いているし、その足は確かに今ここに立っている訳だけれど(そう思っている、そういうことにしている、の方が正しいのかしら)、ふと立ち止まってひょいと肩越しにそちらを覗き見る。

そうすると、そこには自分と同じようにそうやって振り返って顔の見えない誰かの列がずらっと続いている。ぎょっとして前を見ようとすると、やはりその目の端っこには慌てて顔を戻そうとする誰かがいて・・・その辺まで来るともう、自分だとか他人だとか現在過去未来なんてごっちゃで訳が分からなくなってしまう。


と言う夢を仕事中に見た、というオチなのですが。
そういえば「前後ありといへども、前後裁断せり」という言葉があったなあ(大拙でしたっけ?)。「今」は「いつか」でもあり「僕」は「彼ら」でもある、ということでしょうか。


そんなこんなで、妙に静かな(環境的にも意識的にも)この短い一時が僕は結構好きなようです。おまけにいろいろなものの境界が淡くなってもいる感じが。

この得も言われぬ感覚をもう少し甘受していたいのですが、そうも行かないのがこの世知辛い世の中。お日様が昇ったらまたお仕事に戻らないといけません。今回は初めてのアニメ映画制作への本格的参加。色々な人のお世話になりつつ、もう少しでお仕舞いです。正確にはスケジュールはお仕舞いなのですが作業内容はちっともお仕舞いが見えません。10日後には何がどうなっているのやら。

今回の経験を経て色々得たものもあるので、落ち着いたらこの場で整理していきたいと思います。落ち着けるのは…いつになるんだろう???